![]() |
第15回PVP・MIST研究会学術集会
|
PVP研究会(現・PVP・MIST研究会)学術集会の開催が第15回を迎え、本研究会の歴史を振り返ると感慨深いものがあります。切除、核出に加えて蒸散が登場した背景には出血量が少ない点があげられます。加えて尿カテが24時間以内に抜去でき、術直後から良好な治療成績が得られることも魅力です。PVPの有用性を予測し個人輸入で国内に導入してくださった杉村芳樹先生、故長久保一朗先生、故山口秋人先生、故鈴木和雄先生の貢献度は計り知れず、改めて心より感謝を申し上げます。
私は国保旭中央病院や原三信病院に在職中、年間100例以上のTURP(モノポーラ)を執刀させていただいたおかげで100ml超の重症BPHも1時間で完遂できるTURP技術を習得することができました。TURPも好きな術式でしたがPVPがBPH手術のゲームチェンジャーになると山口先生からお誘いいただいたことからPVPに出会いました。当時(2006年)は情報量が少なく試行錯誤でのPVPでしたがレーザー特性を自分なりに理解することで蒸散効率の上げ方やレーザーによる凝固止血のやり方を自然と習得することができました。2011年PVPが保険収載されるのと同時に発足されたPVP研究会はレーザー特性のほか、蒸散で重要なスイープを習得するためのシミュレーター、プロクター導入による安全かつ効果的なPVP普及に注力したおかげで全国展開、推奨グレードAへの格上げを実現しました。私はPVPとTURPを尿流動態検査の観点から比較した前向き研究(*1)、抗血栓療法継続時のPVPの安全性と有効性の前向き研究(*2)を第一著者として執筆したこともありBPH術式の中ではとりわけPVPへの思い入れが大きいです。この度、第15回の大会長を拝命しました。テーマはPVPの原点回帰とMISTの温故知新としました。レーザーを筆頭に新たな技術を導入するにあたり座学が重要と考えます。第1回PVP研究会ではレーザー特性が特別講演されました。その演者である杉村芳樹先生にPVPとの出会いと前立腺のよもやま話を講演いただきます。MISTは読んで字のごとく従来法では提供できない症例を対象にできる強みがあります。医療過疎地でMISTを導入し貢献されている先生方にヴィジョンや苦労話を語っていただきます。私事ながら2025年から日本泌尿器内視鏡ロボティクス学会における尿路内視鏡治療委員会前立腺肥大症委員を委嘱されたこともあり、PVP・MISTがより社会に認知されるよう啓発啓蒙活動に貢献する所存です。皆様にとって有意義な時間となりますよう、全力で準備を進めてまいります。多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。
| 第15回PVP・MIST研究会学術集会 | |
| 会 長 | 野村博之(福岡山王病院 泌尿器科 部長) |
| テーマ | PVPの原点回帰とMISTの温故知新 |
| 開催日 | 2026年5月30日(土)15:30(予定)〜 |
| 会 場 | 金沢市アートホール ※現地開催 |
| 主 催 | PVP・MIST研究会 |